1. はじめに : 糸リフトで感動したあの日、でも…

顔のたるみが気になってきた時、真っ先に候補に挙がるのが「糸リフト」。
切らずにリフトアップできるという手軽さと、即効性のある変化に惹かれて試す方も多いはずです。
私自身もそうでした。
ただ、体験してわかったのは、「糸リフトだけでは、たるみは根本的に解決できない」という事実。
この記事では、実際に糸リフトを経験した私の体験談を通じて、本当のたるみ対策について深掘りしていきます!
2. 糸リフトを受けた理由と施術内容
糸リフトを初めて受けたのは、目の整形のついでの同時の施術でした。
施術を担当してくれた先生に、目のデザインに関しては「自分に似合うデザインなら基本的に他はお任せする」と伝えており、そしたら「頬のリフトも一緒にやっておくと良いよ」とすすめられたのがきっかけです。
特にたるみで悩んでいたわけではなかったのですが、「将来的なたるみ予防」になるなら…と思い、
両頬4本だけ挿入する軽めの糸リフトを選びました。
費用は8万円。
目の施術の“ついで”という感覚だったので、そこまで深く考えずに決めたのを覚えています。
3. 糸リフトの基本情報 : 仕組み・費用・持続期間

糸リフトとは、皮膚の内側に特殊なトゲ付きの糸を挿入し、顔の皮膚を物理的に引き上げる美容施術です。
切らずに済む施術でありながら、リフトアップ効果が期待できることから、たるみの改善や予防として人気があります!
皮膚を引き上げるだけでなく、挿入された糸が肌の内部に刺激を与えることでコラーゲンやエラスチンの生成を促進し、肌のハリや弾力の向上にもつながるとされています。
- 糸リフトの仕組み
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- 糸にあるトゲ(コグ)が皮膚組織に引っかかり、たるんだ皮膚を持ち上げる
- 主に吸収される「溶ける糸」が使われ、体内で分解・吸収される仕組み
- 糸の刺激によりコラーゲン生成が促されることで、引き上げ+ハリ改善のW効果が期待できる
- 糸の種類と特徴
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糸の種類によって、吸収されるスピードや効果の持続期間が異なります。
- PDO(ポリジオキサノン) : 約6ヶ月で吸収。コストが低めで初心者向き
- PLA(ポリ乳酸) : コラーゲン生成効果が高く、持続は約1年
- PCL(ポリカプロラクトン) : 吸収がゆるやかで、1年半〜2年近く持つと言われている
どの糸を使うかは、医師の方針・施術部位・希望する効果の強さによって変わります。
- 糸リフトの費用相場
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- 1本あたり : 約1万〜3万円
- 必要本数(両頬) : 約6〜10本程度が一般的
- 施術総額の目安 : 約10万〜30万円前後
※私の場合は「両頬4本で8万円(目元整形とセット)」という少なめプランでした
- 効果の持続期間
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- 一般的な持続期間は6ヶ月〜1年半ほど
- 糸が溶けたあとも、コラーゲン生成による引き締め感がしばらく残る
- 持続力は糸の種類や本数、肌質や年齢にも左右される
- リスクと注意点
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糸リフトは比較的ダウンタイムが短い施術ですが、以下のような副作用や違和感が出る場合もあります。
- 腫れ・内出血・痛み(数日〜1週間程度)
- 皮膚のひきつれ感・左右差
- 笑顔が不自然に見えるケースもあり
- 稀に、糸が露出する・皮膚の下に触れるようになるといったトラブルも
特に、医師の技術力とカウンセリングの丁寧さが仕上がりに直結します。
安さだけで選ばず、症例写真や口コミ・術後のサポート体制なども確認してから決断するのがおすすめです!
4. 驚くほどの効果!顎の印象まで変わった理由
施術直後、鏡を見て驚きました!
フェイスラインが引き締まり、頬がぐっと上がり想像以上の仕上がりでした!
なんと、周囲の人から「顎、削った?」とまで言われたほどの変化がありました。
糸リフトというと“控えめな変化”というイメージでしたが、2本だけでもこれほど印象が変わるのかと感動しました。
本当に満足していて、「やってよかった」と心から思っていました。
5. 2年後、たるみが戻ってきた?気づきと違和感

ところが、施術から2年ほど経過した頃、ふと鏡を見ると「あれ、ちょっと戻ってきた?」と感じる瞬間が増えてきました。
明確に落ちたわけではないけれど、以前ほどのハリが感じられない!
その違和感は日を追うごとに増し、「そろそろ効果が切れてきたか…」。
この時にようやく、「そもそもたるみの原因って何なんだろう?」と考えるようになりました。
皮膚?脂肪?…いや、もっと奥にある“支える力”が弱っているのでは?
そう考えるようになりました。
6. 真のたるみ対策とは : 顔の筋肉が鍵だった
調べていくうちに見えてきたのは、顔の筋肉、つまり「表情筋」の衰えがたるみに大きく関係しているということ。
どれだけ皮膚を持ち上げても、土台となる筋肉が弱っていれば、重力に逆らえず再び下がってしまうのです!
加齢とともに筋肉量は減少し、日常生活の中で表情筋を意識的に動かすことは少ないため、衰えるのも当然の話。
つまり、糸で引き上げるだけで満足してはいけなかったのです!
7. EMS×顔トレを続けて感じたリアルな変化
たるみの原因が筋肉の衰えにあると気づいてから、私は「表情筋トレーニング」と「EMS(電気刺激マシン)」の2本柱でセルフケアを始めました。
最初は正直、効果があるのか半信半疑。
でも1ヶ月、2ヶ月と続けるうちに、目元や口元の引き締まり感を感じるようになってきました。
何より、肌が“上に向かって”支えられている感覚があるんです。
今ではリフトアップ効果の維持だけでなく、予防的にも大きな武器になっています。
糸リフトの効果を長持ちさせたい方や、自然に見えるたるみ改善をしたい方には本当におすすめです。
8. 糸リフトに向いている人・向いていない人とは?

糸リフトは素晴らしい施術ですが、万人に効果が出るわけではないのも事実です。
施術前に“自分の顔に合っているか”を見極めることが、後悔しない整形の第一歩。
ここからは、糸リフトが特に効果を発揮しやすいタイプと、注意が必要なケースを紹介します!
糸リフトが向いている人
以下のような特徴に当てはまる方は、糸リフトとの相性が良い可能性があります。
- 頬の皮膚が薄めで脂肪が少なめの人
- 比較的若く、筋肉や皮膚のたるみがまだ軽度な人
- リフトアップの即効性を求めている人
- 将来的なたるみ予防として早めに対策したい人
- 他の美容施術(ヒアルロン酸注入やスキンケア)と組み合わせたい人
糸の物理的な引き上げ効果がしっかり反映されやすいのは、皮膚が薄く、脂肪のボリュームが少ない人です。
また、初期の軽いたるみ段階での導入は、特に効果を実感しやすい傾向があります!
糸リフトが向いていない・効果が出にくい人
一方で、以下のようなタイプの方は、糸リフト単体では満足できない可能性があります。
- 顔に脂肪が多く、皮膚も厚めの人
- 年齢によって、骨格や筋肉の衰えが進んでいる人
- 顔の構造上、リフトアップしづらい骨格(面長・逆三角)を持つ人
- 「一度で劇的に若返りたい」と期待している人
- ダウンタイムやメンテナンスの努力を避けたい人
また、糸の効果は永久的ではなく、年齢や筋肉量・皮膚の状態によって結果に差が出やすいため、過信は禁物です!
自分で表情筋を鍛えることや、脂肪のボリュームに応じた他の施術と組み合わせる発想が重要だと感じました。
糸だけでなく、顔全体の構造とライフスタイルに合わせてケアを選ぶことが、たるみ対策の成功のカギになります!
9. まとめ : 糸だけじゃ足りない、未来を見据えたたるみ対策を
糸リフトは確かに効果があります。
私も実際に見た目が大きく変わり、自信を持てるようになりました。
でもそれは「一時的な結果」であり、「本質的なたるみ解決」ではありませんでした。
たるみの根本原因は、筋肉の衰えにある。
それを知ってからの私は、ケアの方向性がガラリと変わりました。
糸で引き上げ、筋肉で支える。
どちらか一方ではなく、両方をかけ合わせることで、はじめて本当の意味での「たるみ対策」ができるのだと思います。
整形に頼ることが悪いわけではありません。
でも、“その先”を見据えて、自分自身でできるケアも並行していきたいですね。
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