太陽光発電投資を2020年から初めて、1年が経過しました。1年間、1基の太陽光発電を運用している中で、十分な収益を上げ、かつ、税制面でかなりメリットがあったと感じました。
それを受けて、リスク分散の意味も含めて、太陽光発電所の2基目が連系開始しました。
購入に至った経緯と合わせて、太陽光発電投資の実績を振り返ります。
2基目を購入した経緯
1基目は2020年8月から連系開始して、収益を上げていました。太陽光発電を開始した季節が夏であったために順調に思っていました。
しかし、去年の夏の収益を確認すると、冬のシーズンは1月分の売電価格が融資返済金額を上回らない月が続きました。
長い目で見ると、黒字ですが、短い目で見ると毎月赤字です。
冬だけでなく梅雨のシーズンなど日照時間以外で売電価格が毎月の返済金額を上回らない月が多い場合は、長い目で見ても赤字の年も発生する可能性があります。
冬の実績は次の記事で振り返っています。興味があれば本記事と合わせて、一読ください。
1基では、局所的な天候不良により安定的に発電できないリスクがあります。
太陽光・日光を増やすことはできないため、可能な手段としては太陽光発電所の母数を増やして、リスク分散させるしかないと判断しました。
2基目の選定条件
1基目は関西地区にあります。
1基目の発電所が冬のシーズンに赤字となった理由は、日照時間と雪の影響が大きいです。
1年を振り返ると冬以外は順調に発電していることがわかります。
雨天の場合もありますが、雨の日でもそれなりに発電しているので、雨は雪ほど、気にする必要がないことがわかります。
上記を踏まえて、選定の観点としては下のとおりです。
- 関西よりも積雪日数が少ない地域
- 関西よりも日照時間が長い地域
上記2点の観点を軸に、関西地区と天気予報が被りにくい、九州地区に2基目を購入することとしました。関西と九州のそれぞれで発電するため、天候によるリスクは軽減されます。
しかし、20年後のFIT買取制度が終わった際のリスクは2倍になったため、出口戦略はしっかり検討していく必要があります。
2021年8月の実績(6月〜8月)
※関西と九州の発電所で監視システムが異なるため、グラフの見栄えが異なります。
◆No2.太陽光発電所(九州)
2021年6月

※6月中旬より、連系開始となったため、1日〜15日の発電はありません。
2021年7月

2021年8月

月間で収益を表にまとめると下記のとおりです。

“No.2_九州”は6月中旬より、連系開始しました。したがって、融資返済も6月はなく、7月からとなっています。
どちらも3ヶ月の収益でいうと、10万円程度となりました。どの月も融資返済を上回る結果となり、自分の財布から出すことはありませんでした。長期目線で見ても黒字となります。
すべての投資にも言えますが、長期目線で計画・評価することが大事であると再確認できます。
8月中旬の梅雨前線の影響

2021年8月はニュースでもとても取り上げられて折りましたが、西日本から東日本に書けて前線が停滞し、記録的な豪雨となりました。
この豪雨について、私の発電所の発電量に影響が大きく出ました。前章で発電量がガクッと下がっている日がその日となります。
特に九州地区では激しい雨が連日続いていたので、設備に影響が出るのはないかと心配でなりませんでした。
しかし、設備には被害が出ず、天気が良くなればしっかり発電してもらえるため、問題はありませんでした。
設備に破損などの影響が出た場合は、加入している保険から設備の回復費を出すことができます。
懸念としては破損している期間の発電はストップするため、被害が出ないことが一番ですね。
まとめ

リスク分散を目的として、1基目とは異なる地区の2基目が連系開始して、太陽光発電の収益の柱が2本になりました。
順調に発電していますが、8月の記録的豪雨には太刀打ちできず、稼ぎ時の夏に発電量が低下してしまった。しかし、合計で見ると黒字です。
短期目線で収益を評価せずに、長期目線で収益を見ることでメンタル的にも必要だと考えます。現在太陽光発電投資は2年目に突入しましたが、長期目線で見ると黒字でそれなりの利益を上げているので、間違いでなかったと感じています。
コメント