バイクを所有するということはお金がかかります。バイク本体代も大型バイクとなれば、100万円を超えます。さらに、バイク維持費は年間数十万円かかってきます。
私の試算だと大型バイクを保有した場合には、年間33万円ほどかかります。
大型バイクの維持費については下記で語っているので、興味があればクリックしてください。
本体代も維持費もかけずに、バイクを楽しむ方法に”レンタルバイク”があります。
レンタルバイクの代表的なメリットとして、
- 本体代と維持費がかからない
- メンテナンスが不要
- 気分に合わせて、バイクを選べる
- 旅先で借りることができる
- 維持費が不要
気分に合わせて、好きなバイクに乗れることはとても魅力的です。
そこで、今回のコンセプトは以下のとおりです。
『バイク所有にかかる維持費』と『レンタルバイクを定期的に利用した場合の利用料金』の比較
レンタルバイクサービスを比較
レンタルバイクは下記のサービスでレンタルすることができます。
各社でレンタルバイクを行っていますが、基本的なサービスに大きな差はありません。
が、店舗数と料金について、下記に記載します。
店舗数について
レンタル819

レンタル819は全国展開しており、全国に160店舗あります。
地域によって店舗数に偏りはありますが、主要都市には複数店舗が営業しているため、使い勝手は良いです。
ヤマハ レンタルバイク
「ヤマハ バイクレンタル」は26都道府県に46店舗あります。各県にあるにYSP(YAMAHA Motercycle Sports Plaza)の店舗でバイクレンタルをしています。
しかし、YSPの全店舗でレンタルをしているわけではないようです。
HondaGo

HondaGoは、46都道府県にレンタル可能な店舗が存在しており、店舗数は270店舗となります。
ホンダドリームと提携している地域のバイクショップでレンタルができます。
モトオーク レンタルバイク

モトオークレンタルバイクは全国に加盟店舗が存在し、店舗数は147店舗となります。
モトオークレンタルバイクは聞き慣れないサービスですが、全国展開しているレンタルバイクとなり、ACUNET(オークネット)は提供しているサービスです。ACUNET(オークネット)は情報流通支援サービスを軸に様々な流通を支援している会社です。
料金について
各社の料金プラン表の詳細は以下へアクセスしてください。
大型バイクをレンタルした際の料金シュミレーション
今回は、同クラスのバイクをレンタルした際の料金を比較します。
その際の前提は、下記の2点です。
前提を踏まえて、各クラスごとに料金をシミュレーションしました。
- 1泊2日を想定して、36時間レンタルした際の料金の比較
※レンタル可能な車種から、私の好みで選定しています。 - ヘルメットなどのその他オプションレンタルはなし(ヘルメット・グローブ等)
◆クラス:750cc以上

◆クラス:650cc

◆クラス:400cc
※ヤマハは、400ccのレンタルバイクがレンタル対象外であるため、ナシとしています。

◆クラス:250cc

各クラスの料金をランキングで評価すると、下表のようになります。

750ccと250ccでモトオークが最安値となり、650ccではヤマハ400ccではホンダGOが最安値となりました。
モトオークが最安値となった要因としては、『バリューコース』という基本料金と車両免責補償がセットが適用されたためです。
通常料金から最大30%オフとなります。
車両のレンタル代もモトオークが他と比べて、安くなっています。
650ccと400ccでは、ヤマハとホンダGoが最安値となっています。車両レンタル代は他とそれほど差はありませんが、免責オプション・車両保険の料金によって差が発生しています。
ヤマハとホンダGOに関しては、免責オプション・車両保険に加えて、安心補償プラス(ヤマハ)と安心補償GO(ホンダ)があり、これらの保険に加入した場合は下記のようになります。




ホンダGOの安心補償GOが高額であるため、750cc以上と650ccが4位へ転落しています。
ここで気になるのは「レンタル819」は、平均的にレンタル料が高くなる点です。
しかし、レンタル819には、+RIDEというサービスがあります。
このサービスは、入会金と月会費を払うことで、安くレンタルすることができるサービスです。
利用回数が多い場合は、+RIDEを活用することで、かなり安くなります。
レンタル819の+RIDEを利用し、750cc以上で料金シュミレーションしていたCB1300SFを1泊2日でレンタルした場合
- 入会金 8000円
- 月会費 4000円
- 利用料金 9000円(2日分)
- 車両保険 1700円
合計金額 ⇒ 22700円(入会金除くと14700円)
となり、その他レンタルサービスと比べても格安となります。
月に複数回利用する場合は、お得度は増します。
24時間レンタル料金一括比較
各社の24時間レンタルした際の料金を表にまとめました。
※レンタルバイクとモトオークは、排気量により料金が分かれておらず、それぞれで決められたクラスで料金が決まっています。

24時間利用以外のレンタル料金は各HPを参照ください。
バイク所有の維持費とレンタルバイクの利用料金の比較
“バイク所有した場合”と”レンタルバイクを月一回利用した場合”を比較します。
この時、バイクを購入した時の本体代は除きます。あくまでも維持費とレンタル代の比較です。
また、ガソリン代も対象外とします。
比較対象1:バイク保有時の維持費
前回の記事で、大型バイクの年間維持費は33万円と試算しました。
年間のガソリン代を除くと、維持費を年間30万円とします。
比較対象2:レンタルバイク
750cc以上をレンタルした際の平均金額は3万4000円となりました。
一年に月一回のレンタルバイクを利用すれば、
『3万4000円✕12回=40万8000円』となります。
つまり、月一回利用で、バイク保有よりも維持費が安くなるのは年間8回以下となります。
ちなみに、レンタル819の+RIDEを利用した場合は、
- 入会金 8000円
- 月会費 4000円✕12回=4万8000円
- 利用料金 9000円✕12回=10万8000円
合計:16万4000円
月一回レンタルバイクを利用する場合は、レンタル819の+RIDEがオススメとなります。
なお、+RIDEを利用する場合、年間利用が27回以下であれば、保有するよりも安くなります。
まとめ
大型バイクを保有した場合とレンタルバイクを利用する場合の料金シュミレーションを行いました。
結果、年間利用が9回以下であれば、大型バイクの年間維持費よりもお安くなります。
10回以上利用する場合はレンタル819の+RIDEを利用すれば、バイクを保有するよりも安くツーリングへ出かけることができます。
バイクを保有できない場合は、レンタルバイクという選択は金銭的にもオススメです。
しかし、所有欲は満たされないので、レンタルバイクでお気に入りの一台を見つけて、将来的には所有するという未来設計が私的にはベストだと考えます。
最後に、レンタルバイクを頻繫に利用するなら、持っておくべきアイテムを紹介しておきます。
- ヘルメット

- グローブ

- スマホホルダー

- ライダースジャケット

- レインウェア
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